天体導入装置 DOG
NS-500 / NS-200 取扱説明書 |
(2012,1/27 更新)
この説明書の内容はとくに明記していないかぎりNS-200/201、NS-500/501そしてNS-5000に共通しています。
目 次
DOGの特徴 (2009,11/13 更新)
使用上の注意
・電源電圧に注意してください
外観と準備について
ハンドボックスからコントロールする方法
・SELキーの働き
・キー反転の方法
・オルタネートキーについて
・南半球で使う場合
パソコンからコントロールする方法 (2009,11/13
更新)
・望遠鏡インターフェースASCOM
・LX200互換コマンドに対応
・Cartes du Cie、ステラナビゲータ、TheSky、AstroSnap
, Guidemaster ・・・
・Slew , Find , Cntr , Guide、最高速 、 高速、低速、
ガイドスピード
・IN++, IN, OUT, OUT++、フォーカサーコマンド
・通信条件
パソコンから天体導入する方法 (2008,10/16
更新)
・Cartes du Ciel
・ステラナビゲータ
・TheSky
・観測地の情報を登録
・時計の初期化
・DOG
と星図ソフトを初期設定(同期)
・天体導入、天体自動導入の方法
導入中止、緊急停止
・導入精度について
オートガイド機能について
・オートガイダーVST/SST、ST−4、AGA−1、ピクター201XT
・パソコンコントロール継続時間を調整する
(2009,1/16 追加)
・Webカメラ+パソコンオートガイド
バックラッシュ補正について
・バックラッシュによる悪影響
・赤緯方向の逆転時間を短縮します
経緯台コントロール
・NS-500経緯台自動導入
・NS-200経緯台コントロール
DOGコマンドとプログラミングについて
・スピードテーブルの仕組み (2009,11/25更新)
・恒星時速度、ガイドスピードを微調整したい
キングスレートに変更する
・超低速天体自動導入の可能性について
彗星メトカーフ、月、太陽追尾
・スピードテーブルの内容を簡単にまとめて変更したい
・DOG NS-500を他の赤道儀に使いたい
・フォーカサーコマンドについて
・アプリケーション プログラムについて
スクリプト言語Tcl/Tk
・LX200コマンド
・NS-200コマンド
・NS-500コマンド
・NS-5000コマンド
ダウンロード
ユーティリティープログラム
・DOG NS-200 観測地情報
・DOG NS-200 Navigator (2009,6/8 :/IDx#コマンドのバグを修正)
・DOG NS-200 BACKLASH
・DOG NS-200GP HIGH SPEED
・DOG NS-500 HIGH SPEED (2009,1/14 追加)
・その他
DOG NS-50000について (2009,12/2
更新中)
・NS-5000の概観について
・NS-5000オートガイド端子の働きについて
・NS-5000マイクロステップ切換えスイッチ
・NS-5000カレントダウン機能とボリューム
・NS-5000加速、減速パルスコマンドについて
・NS-5000スピードテーブルの仕組みが変わりました
DOG NS-5000初期化方法について (2010,11/7
更新)
マイクロステップ、赤道儀を切換えたら、初期化する必要があります
・マイクロステップを切換える (1/2 1/4
1/8 1/16分割)
・赤道儀を切換える (例えば、GPDからNJP赤道儀に切換える)
・初期化プログラム
NS-500/5000収録天体
・M天体(メシエ)
・U天体(ユーザー定義)
・PC天体
スピードテーブル
・ビクセン GP,SP赤道儀
・タカハシ EM200,EM10赤道儀
・タカハシ NJP赤道儀 DOG NS-4/12 専用モータ
(2008,10/6 追加)
NS-500 外部モータドライバについて
NS-500CW
CW,CCW 2パルス方式について
・CMOS(TTL)入力
・フォトカプラ入力
・DOG NS-500CW 出力信号について
・MC-0514 接続例 (マイクロステップ社製)
・CSD2120-P 接続例 (オエンタルモーター社製)
コネクターについて
・NS-200/500/5000用 ハンドボックス コネクター
・VSTコネクター (オートガイド端子)
・コネクター周辺回路について
・電源ケーブル
NS-5000 JP/NJPモータユニット、モータプラグについて
(2010,11/2)
・JP/NJP用PK264モータユニット取扱い説明書
・DOGモータプラグ
・PK223/243/264モータ信号配線図
オプション
・NS-200/500/5000用ハンドボックス
・JP/NJP用モータユニット
よくある質問 (2009,12/2
更新)
仕 様
開発履歴
■ DOGの特徴 (2009,11/13
更新)
NS-200では
ASCOM に対応しています。パソコンの星図画面を見ながら簡単に天体導入ができます。
望遠鏡の赤経、赤緯が分かります。
各種オートガイダー対応、Webカメラ+パソコンオートガイドができます。
オプションの高速ドライバを実装すると、GP,SP/DX赤道儀(MT-1モータ)
では約140−180倍速で動きます。
最高速、高速、低速、ガイドスピード(0.5倍速)の4速で赤道儀をコントロールできます。
また、最高速は低速から高速までの希望する速度(50速)に変更できます。
赤道儀のバックラッシュは赤経、赤緯の2軸で高速補正します。
これにより快適な手動ガイドと高精度のオートガイドを実現します
南半球対応、オルタネートキー(機能)を内蔵しています。
別途、ハンドボックスをご用意しています。
NS-200/500/5000は互換性があり、グレードアップができます。
NS-500では、NS-200に以下の機能が追加されています。
天体自動導入
経緯台自動導入
メシエ天体、U天体(ユーザー)を内蔵しています。
基本定数変更機能 (定数を変えると、他のメーカー、自作赤道儀に対応できます)
スピードテーブル変更機能 (恒星時速度、ガイドスピードなど自由にコントロールできます)
NS-5000では、NS-500に以下の機能が追加されています。
オプションで、オートガイダーVSTを内蔵することができます。
マイクロステップ駆動ができます。(1/2 1/4
1/8 1/16分割可能)
小型から大型モータまで対応できる高出力ドライバを内蔵しています。
超高速天体自動導入が可能です(約40Kppsの高速駆動)
ASCOM(RS232C)を2チャンネルに拡張できます。2台のパソコン、2種類のアプリケーションからコントロール可能。
インターネット経由でバージョンアップ、グレードアップができます。
■ 使用上の注意
◆電源コードの 接続、電源電圧を絶対に間違えないように注意して下さい。本機を破損する危険性があります。
NS-200/500
NS-201/501/5000
電源電圧
12V
12―24V
◆電源スイッチ を一度OFFにした時は、5秒以上たってからONにして下さい。電源のON/OFFは、必ず本機の電源スイッチで行って下さい。
◆極端な高温下や低温下での使用は避けて下さい。極端に湿度の高い場所や、ほこりの多い場所での保管および使用は避けて下さい。
■ 外観と準備について
NS-200/500 左から、電源スイッチ、ランプ、ハンドボックスコネクタ
NS-200/500 左から、電源コネクタ、VSTコネクタ(オートガイド端子)、赤経モータケーブル、赤緯モータケーブル、RS-232Cコネクタ
NS-200/500/5000用ハンドボックス
DOG NS-200/500の配線方法は下図を参考にしてください。
電源(バッテリ)は十分余裕あるものをご用意ください。NS-500GPでは12V
3A以上をお勧めします。
配線の前に、必ず電源スイッチがOFF(下向き)であることを確認してください。
配線をチェックしてから、電源を入れます。
DOG NS-5000の配線方法は下図を参考にしてください。
電源は12-24V 3A以上の容量が必要になります。その他の注意事項はNS-200/500と同様です。
NS-5000 左から、電源スイッチ、ランプ、オートガイド端子(オプション)、ハンドボックスコネクタ
オートガイド端子はVSTコネクターまたはLX200互換モジュラージャックになります。
NS-5000 左から、電源コネクタ、モータ接続用コネクタ(アンフェノール 14P)、RS232Cチャンネル1、2
本機の外観、仕様は、改良のため予告なく変更することがあります。
■ ハンドボックスからコントロールする方法
DOG NS-200/500/5000はハンドボックスのSELキー、赤経、赤緯キーで操作することができます。
◆SELキーの働き
押すたびに順番にスピードを変更します。
コントロール速度として、最高速 >高速(機種により約16〜30倍速)>低速(8倍速)>ガイドスピード(0.5倍速)があります。
スピードの変化に応じてランプの点滅状態が変化します。
また、キー反転に利用します。
◆キー反転の方法
SELキーを押しながら赤経、または赤緯のキーを押すと、キー反転します。もう一度押すと元に戻ります。
キー反転した場合は、自動的にガイドスピードに切り替わります。
キー反転とは、赤経(赤緯)の2個のキーを入れ替えます。
これにより、手動ガイドの場合、キーとガイド星の見かけ上の動く方向を合わせられますので便利でしょう。
◆オルタネートキーについて
キー操作は、ノーマルキーかオルタネートキーかにより違いがあります。
ノーマルキーでは押している間だけモータが回転しますが、オルタネートキーでは一度押すと、
そのまま回転を続けもう一度押すと元に戻ります。(オルタネート機能)
ノーマルキー、オルタネートキーはコマンドで指定することができます。
ただし、ガイドスピードでは指定にかかわらずノーマルキーとなります。
パソコンからの遠隔操作では、この違いを考えて操作してください。
◆南半球で使う場合(2009,11/13 更新)
一時的な方法として、赤経キーを操作すると、恒星時回転方向を変更できます。
赤経の右または左キーを押しながら、電源を入れると方向が逆転します。
NS-200/500/5000 は観測地情報として東経と緯度を設定することができます。
この観測地情報から、自動的に恒星時の回転方向が決まりますが、
この赤経キー操作を行った場合は、観測地情報の内容にかかわらず、回転方向を決めることができます。(Ver4.14以降)
■ パソコンからコントロールする方法 (2009,11/13
更新)
DOG NS-200/500/5000はASCOMにLX200互換コマンドで対応していますので、
TheSky,Cartes du Ciel ,ステラナビゲータv6 ,AstroSnap ,
Guidemaster ・・・などいろいろなアプリケーションからコントロールできます。
下図は左から星図ソフトCartes du
Ciel、ステラナビゲータv6、TheSky の操作パネル、右がオートガイドソフトAstroSnapのウインドウです。
Slew , Find , Cntr , Guide を選択すると、最高速、
高速、 低速、 ガイドスピードで赤道儀をコントロールできます。
パネルのE,W,N,Sボタン、AstroSnapでは、NE,N ….S,SWの各ボタンを押すと
DOGは、所定のスピードで、直ちにその方向へ赤道儀を駆動します。
最高速は、あらかじめ指定されたスピードになります。また、最高速度(50速)はコマンドで変更することができます。
IN++, IN, OUT, OUT++は、フォーカサーコマンドに対応しています。
これを操作すると、赤緯モータはフォーカスコントローラーとして動作します。
パソコンとの接続はRS232C ストレートケーブル 両端 D-SUB
9Pメス をご用意ください。
USBポートではUSB-RS232C変換ケーブルを使って接続してください。
通信条件は、9600bps(4800) 8ビットデータ
パリティなし ストップビット1です。
アプリケーション側の通信設定をこれに合わせてください。
ステラナビゲータVer.6、TheSky Ver.5(プロフェッショナル版)で動作確認を行なっています。
Cartes du Cielでは、Basic
package 2.76の他にASCOM
Plugin v1.2とMeade
Plugin v1.51gをインストールして、
動作確認を行っています。
◆2009,1/8現在、ステラナビゲータVer.8 では正常に動作しません。 (2009,1/8
追加)
(未確認ですが、Ver.8ではプログラムが変化した模様です)
今後改良してステラナビゲータVer.8に対応する計画ですが、それまでCartes
du Ciel、TheSky、ASCOM対応の星図ソフトをご検討ください。
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■ パソコンから天体導入する方法 (2008,10/16
更新)
DOG は、星図ソフトを利用することで、NS-500天体自動導入,
NS-200天体導入支援が簡単にできます。
天体導入する場合は以下の準備が必要です。
観測地の情報を登録します
観測地の情報として、東経(135°)、緯度(北緯35°)、時差(世界時からの時間差)を登録してください。
( )の値は購入時の初期値(明石市)です。
時計を初期化します
DOGは時計機能を内蔵していますが、電源投入直後は初期化されていません。
天体導入の前に、時計、カレンダ(年、月、日、時、分、秒)と地方恒星時時計を初期化する必要があります。
以上の項目はLX200コマントで設定できますが、星図ソフトCartes
du Cielでは、クリックするだけで簡単に完了します。
観測前に一度初期化してください。
望遠鏡に天体を入れて、DOG と 星図ソフトを初期設定(同期)します
天体導入の前にDOGに現在の望遠鏡の位置(赤経、赤緯)を初期化しておく必要があります。
初期設定は繰返し行うことができます。
LX200コマントで初期化できますが、星図ソフトCartes
du Cielでは、クリックするだけで簡単に初期設定が完了します。
参考映像
◆ 観測地の情報を登録します
天体導入する前に、ユーティリティソフトで経度、緯度の設定を済ませてください。
観測地が遠く離れた場所に移動しないかぎり、一度設定すれば変更する必要性はありません。
観測地の東経(135°)、緯度(+35°)、時差(世界時からの時間差、+9時間)は、LX200コマンド、DOGユーティリティープログラムで変更、登録できます。( )の値は購入時の初期値(明石市、日本)です。西経の場合は、360−西経 の値を登録してください。
東経と時差は、地方恒星時の計算に利用しますので観測地の値で登録してください。
地方恒星時は子午線の位置を知るために計算しますので、子午線付近の天体で初期設定(同期)を避けるならば、とくに正確である必要はないでしょう。また、NS-500
Ver3.03では、緯度は初期値のままでも問題ありません。
地方恒星時はおよそ数秒から数分程度の誤差があるでしょう。
◆ 時計を初期化します
Cartes du Ciel
Cartes du Ciel操作パネルの[ Set Telescope Time ]をクリックします。
パソコンの日付と時刻をDOGに送り、内部時計、カレンダを初期化して同時に地方恒星時を計算し、恒星時時計を初期化します。
すると、以下のようなダイアログが開きます。
Time zoneは世界時からの時差を表します。
これで時計の初期化は完了しました。
ステラナビゲータ
「ツール」メニュー 「望遠鏡コントロール」をクリックすると、「望遠鏡の設定」ウインドウが表示されます。
「望遠鏡コントローラ」を選択して、「接続」、そして「日時・場所送信」を実行します。
これで時計の初期化は完了しました。
「望遠鏡コントローラ」として、ミードLX200を選択してください。
その他に、ミードAutostar、スカイセンサー2000PCでも正常に動作するのを確認しています。
TheSky
「スコープ」メニュー 「セットアップ」をクリックすると、「セットアップ」ウインドウが表示されます。
「コントロールシステム」として、ミードLX200を選択してください。他にスカイセンサー2000PCで正常に動作するのを確認しています。
次に望遠鏡と「リンク確立」してから、「スコープ」メニュー 「オプション」「初期設定」をクリックすると、「初期設定」ウインドウが表示されます。「日付設定」、「時刻設定」ボタンを順番にクリックします。(日付設定は完了に時間がかかる場合があります)
「緯度設定」は有効に機能しますが、「経度設定」「GMST」はユーティリティープログラム(観測地情報)で設定済みですので設定する必要はありません。実行しても無効となります。
これで時計の初期化は完了しました。
◆ 望遠鏡に天体を入れて、DOG と 星図ソフトを初期設定(同期)します
以下の手順で初期設定(同期)します。
Cartes du Ciel
・あらかじめ望遠鏡の視野に初期設定する天体を入れておきます。
・次に星図上でその天体をクリックして選択します。(下図ではベテルギウス)
・次に[望遠鏡コントロール]バー の[Sync]または、右クリックで表示される[ドロップダウンリスト]の、
[Sync Current Object] をクリックします。
これで初期設定(同期)は完了しました。
ステラナビゲータ
・あらかじめ望遠鏡の視野に初期設定する天体を入れておきます。
・次に星図上でその天体をクリックして選択します。
・操作パネルの「SYNC」ボタンをクリックします。
・すると望遠鏡の位置を表す視野枠(マーク)が表示されます。
これで初期設定(同期)は完了しました。
TheSky
・あらかじめ望遠鏡の視野に初期設定する天体を入れておきます。
・次に星図上でその天体をクリックして選択します。
・[天体情報]ウインドウが表示されますので、「望遠鏡同期」ボタンをクリックします。
・すると望遠鏡の位置を表す視野枠(マーク)が表示されます。
これで初期設定(同期)は完了しました。
◆ 天体導入、天体自動導入の方法
Cartes du Ciel
[望遠鏡コントロール]バー の[Track]をクリックすると視野枠が表示されるようになります。
これは、現在の望遠鏡位置を表しています。ベテルギウスに表示されました。
・視野枠は望遠鏡の位置を星図上にリアルタイムで表示します。
・操作パネルのボタンを押すとDOGが赤道儀を駆動して、それに伴って自動的に視野枠が動いていきます。参考映像
・天体導入はこの視野枠の中に目的の天体を入れてください。
望遠鏡を覗くと、目的の天体が導入されています。
NS-200では天体導入に際して、オルタネートキー(機能)を有効にすると快適な天体導入が可能になるでしょう。
以上のほかにNS-500では天体自動導入ができます。
・星図上で導入先天体をクリックして選択します。
・次に[望遠鏡コントロール]バー の[Goto]または、右クリックで表示される[ドロップダウンリスト]の、
[Goto Current Object] をクリックします。
また、特定の天体以外のカーソル位置へ自動導入もできます。その場合は、[ドロップダウンリスト]の
[Goto Cursor Position] をクリックしてください。
・天体自動導入中に新たな自動導入を始めた場合は、一旦停止してから自動導入が始まります。
・自動導入中止、緊急停止したい場合は、Cartes
du Ciel操作パネル、ハンドボックス キーのどれかを押してください。
押すと直ちに自動導入を中止して、赤経は恒星時駆動、赤緯は停止します。
視野枠の大きさは [設定]メニュー [視野枠] で変更できます。
ステラナビゲータ
・視野枠(マーク)は望遠鏡の位置を星図上にリアルタイムで表示します。
・操作パネルのボタンを押すとDOGが赤道儀を駆動して、それに伴って自動的に視野枠が動いていきます。
・天体導入はこの視野枠の中に目的の天体を入れてください。
NS-500では天体自動導入ができます。
・星図上で導入先天体をクリックして選択します。
・次に操作パネルの「GOTO」ボタンをクリックします。
・すると自動導入が始まり、視野枠が移動して、導入先天体で止まります。
・自動導入中止、緊急停止したい場合は、操作パネル、ハンドボックス キーのどれかを押してください。
押すと直ちに自動導入を中止して、赤経は恒星時駆動、赤緯は停止します。
TheSky
・視野枠(マーク)は望遠鏡の位置を星図上にリアルタイムで表示します。
・操作パネルのボタンを押すとDOGが赤道儀を駆動して、それに伴って自動的に視野枠が動いていきます。
・天体導入はこの視野枠の中に目的の天体を入れてください。
NS-500では天体自動導入ができます。
・星図上で導入先天体をクリックして選択します。
・「天体情報」ウインドウが開き、「視野導入」アイコンをクリックします。
・すると自動導入が始まり、視野枠が移動して、導入先天体で止まります。
・自動導入中止、緊急停止したい場合は、操作パネル、ハンドボックス キーのどれかを押してください。
押すと直ちに自動導入を中止して、赤経は恒星時駆動、赤緯は停止します。
◆ 導入精度について (Ver2.00追加
2008,5/17)
天体導入精度は、以下の要因などで変化します。うまく導入できない場合はチェックしてください。
・極軸誤差
・赤経軸と赤緯軸 との直交誤差
・極軸(赤経軸)と望遠鏡の光軸誤差
(極軸と光軸は並行になる必要があります,天の北極、南極に近い天体ほど大きな影響を受けます)
以上のほかに
・「初期設定(同期)」での設定誤差
・分点の誤差
などが影響する場合があります。
とりわけ小型赤道儀では誤差が生まれやすい傾向がありますので、
誤差が大きくなったなと思ったら、初期設定(同期)をやり直してください。導入精度が改善されるでしょう。
■ オートガイド機能について
◆ VSTコネクタ(オートガイド端子)に、オートガイダーVST
/ オートガイダーSST を接続できます。
ほかに、ST−4、AGA−1,ピクター201XTを接続してオートガイドができます。
DOGのオートガイド端子は、電気的にLX200と完全互換性があります。
オートガイダーVST/SSTとの接続については、こちらをご覧ください。
(2009,1/16 追加)
星図ソフトを利用している場合は、パソコンから頻繁に座標関係のコマンドがDOGへ送信されています。
そのため、この状態では星図ソフトからモータをコントロールできますが、ハンドボックス、オートガイド(VSTコネクタ、ハンドボックスと並列に接続されています)は、思うように動かないことがありました。
星図ソフトを利用しながら、ハンドボックスを操作したり、オートガイドしたい場合は、
パソコンコントロール継続時間(標準2秒
:/TM008C#)を調整すると解決できることがあります。
ユーティリティーソフトDOG NS-200 Navigator を起動してください。
パソコンコントロール継続時間を次のコマンドで変更します。
:/TM0010# と入力して、「コマンド送信」ボタンをクリックします。(パソコンコントロール継続時間 0.16秒)
:/TM# 確認
0010# 16進数
継続時間0.16秒で、Cartes du Cielでは、星図ソフト、ハンドボックスからの操作、そしてオートガイドもできました。
星図ソフトの種類と設定の違いも予想されますので、これを目安にして加減してください。
調整後、NEWコマンドを実行して継続時間を保存してください。
◆ ほかにWebカメラ+パソコンによるオートガイドができます。
NS-200はLX200互換 オートガイドVSTアダプターの機能を内蔵しています。
AstroSnap
version 1.3f2(AstroSnap LITE Free)
GuideDog 1.0.6
Guidemaster
2.0.9
PHD Guiding v1.5(Setup_PHDGuiding.zip)
AstroSnapでオートガイドしている様子です。操作方法はWebを検索してください。
■ バックラッシュ補正について
赤緯バックラッシュ量を調整して、バックラッシュによる悪影響を最小限にすることができます。
それまで逆転に4秒、5秒かかっていた(バックラッシュによる空転時間)赤道儀でも、ほとんど0.5秒以下にします。
バックラッシュ補正は、赤緯方向の逆転時間を飛躍的に短縮しますので、ガイドスピードなどの低速でも、
反応が早く正確なコントロールができるようになります。
これは手動ガイド、オートガイドで効果を発揮するでしょう。
一般的にオートガイド失敗の主要な原因の一つは、このバックラッシュの悪影響によるものです。
バックラッシュによる空転時間のあいだ、赤緯方向の修正が効かない状態が続くことが大きな問題になります。
したがって、バックラッシュの補正(空転時間を短縮する)はオートガイダー側で行うことはできません。
■ 経緯台コントロール
◆ NS-500は、コマンドで経緯台モードに変更して、経緯台コントロール、経緯台自動導入ができます。
経緯台モードでは、恒星時駆動、恒星時時計、地方恒星時は停止します。
それ以外は、現状のNS-500 Ver3.03では、機能、操作方法等は赤道儀モードとほぼ同じです。
◆ NS-200は、赤経モータの恒星時駆動(追尾)を停止して赤道儀を経緯台のようにコントロールできます。
例えばDOG NS-200は以下のようなシステムに応用できるでしょう。
電動ガイドマウントのコントロール
防犯カメラの2軸コントロール
指向性アンテナの2軸コントロール・・・
■ DOGコマンドとプログラミングについて
◆ NS-500 スピードテーブルの仕組み (2009,11/25更新)
NS-501/5000の場合は、一部テーブルの仕組みが異なっていますので、こちらをご覧ください。
50種類の速度を定義しているメモリ(RAM,16ビットのスピードデータが登録されています)をスピードテーブルと呼んでいます。
データは01番から50番まで順番に並んでおり、基本的に01番の低速からスピードアップする形で50番の最高速度まで用意しています。
スピードテーブル上の各データは、コントロール速度、自動導入速度、バックラッシュ速度などDOGのあらゆる速度を決めています。
また、各データは、コマンドで内容を確認したり変更したりできます。
DOGは常にスピードテーブルの内容を監視していますので、変化があればすぐに速度を変えます。
また、スピードテーブルの内容はフラッシュメモリに保存が可能で、電源投入時はRAMにコピーして復元されます。
スピードデータと速度 関係式
速度 = 250000 / データ [pps] データ= 250000 / 速度 |
例えば、バックラッシュ補正速度(赤経12番)のスピードデータは、0x0874(16進数、10進で2164、GP赤道儀、フルステップ)です。
モータの駆動速度を計算してみると、バックラッシュ補正速度
= 250000 / 2164 = 115.52 [pps]
GP赤道儀の恒星時速度は、ハーフステップで約19.2pps、フルステップでは約9.6ppsになりますので、
比較すると、115.52 / 9.6 = 12 対恒星時で約12倍速でバックラッシュ補正が行なわれています。
さらに恒星時速度(赤経05番)を調べてみます。赤経05番は、0xB2B9(16進数、10進で45753、ハーフステップ)が登録されています。
スピードデータが32768(16進では0x8000)以上の場合は、ハーフステップ駆動するように作ってあります。
これはデータの最上位ビットが0ならフルステップ、1ならハーフステップ駆動という意味です。
したがって、データの最大値は32767、速度は7.62[pps]
、これが実現可能な最低速度となります。
実際のデータは、45753-32768 = 12985
恒星時速度= 250000 / 12985 = 19.2529 [pps] ハーフステップ駆動
スピードテーブル詳細 (コントロール速度関係 DOG
NS-500GP赤経、赤緯共通) (一部修正2010,12/12) スピード番号 速度 スピードデータ 16進数 01
*0.5
25969+32768 =0xE571
;ガイドスピード 02
*0.70 18549+32768
=0xC875
;未使用 03
*0.75 17313+32768
=0xC3A1
;未使用 04
*1.0
12985+32768 =0xB2B9
;未使用 05
*1.0
12985+32768 =0xB2B9
;恒星時速度1 06
*1.25 10387+32768
=0xA893
;未使用 07
*1.3
9988+32768 =0xA704
;未使用 08
*1.5
8656+32768 =0xA1D0
;ガイドスピード 09
*2
6492+32768 =0x995C
;未使用 10
*4
3246+32768 =0x8CAE
;未使用 11
*8
1623+32768 =0x8656
;低速 12
*12
2164 =0x0874
;バックラッシュ補正速度 13
*16
1623 =0x0657
; 14
*20
1298 =0x0512
; 15
*24
1082 =0x043A
; 16
*28
927
=0x039F
;高速 :自起動最高速度 上限
;これを超えると高速ドライバが作動する |
スピード番号 02,03,04,
06,07, 09,10, 13,14,15は未使用です。他の目的に使用できます。
自起動最高速番号以下では、高速ドライバは動作しません。
◆ NS-500 恒星時速度、ガイドスピードを微調整したい
DOGの最高速、高速、低速、ガイドスピードは次のスピード番号に対応しています。
コントロール速度−スピード番号対応表 DOG
NS-500GP
赤経 |
赤緯 |
|||
最高速 |
|
|
|
|
高速 |
16 |
16 |
16 |
16 |
低速 *8 |
11 |
11 |
11 |
11 |
ガイドスピード*0.5 |
01 (*0.5)恒星時方向 |
08 (*1.5) 恒星時方向 |
01 (*0.5) |
01 (*0.5) |
恒星時速度 |
05 (*1) |
- |
||
バックラッシュ補正速度 |
12 |
12 |
12 |
12 |
自起動最高速度 |
16 |
16 |
16 |
16 |
最高速については、NS-200はコマンド:/HSxxxx#(最高速スピード番号を指定する)で番号を指定します。
NS-500では最高速コマンドで赤経、赤緯それぞれの番号を指定することができます。
DOGのコントロール速度は、すべてスピードデータで決められています。
つまり、スピードテーブルに変化があれば、すぐに速度の変化として現れることになります。
例えば、恒星時駆動として赤経05番のデータを使っていますが、
これをスピードテーブルコマンドでデータを変化させていくと、超低速から高速まで恒星時速度が変化していくことになります。
注意、自起動最高速番号以下では、高速ドライバは動作しません。
ただし低速ではほとんど問題は生じませんが、高速駆動では段階的にスピードアップする手続きが必要になります。
これを踏まずに、一気に高速駆動しようとするとモータが脱調する可能性があります。
高速駆動する場合は、必ず徐々にスピードアップしてください。
参考例として、恒星時速度をキングスレートに変更してみたいと思います。
恒星時の24Hは約86164秒ですが、これに対してキングスレートでは約86200秒だそうです。
そこで、86200秒に近いキングスレート速度を計算してみます。
ビクセンGP赤道儀用として、1回転に必要なパルスは、1658880 (0x195000 16進、ハーフステップ)です。
キングスレート速度 = 1658880 / 86200 = 19.2445 [pps]
スピードデータ = 250000 / 19.244547 = 12990.72
ここでは少数点以下を切り捨てて 12990 とします。
これを設定した場合の速度は 250000 / 12990 =19.2455
[pps] になります。(少し誤差があります)
ハーフステップですから、12990+32768=45758 16進数で0xB2BE
です。
実際のコマンドは
#:&RA05=B2BE# 12990+32768=45758
=0xB2BE
恒星時速度
19.2529 [pps]
キングスレート速度 19.2455 [pps]
DOGのCPUは高精度の水晶振動子で動作しています、これは一般的な2軸モータドライブで使われているものとほぼ同じ精度があります。
◆ NS-500 超低速天体自動導入の可能性について
一般的に、天体自動導入はできるだけ高速がいいと言われていますが、DOGは高速のほかに、超低速天体自動導入ができます。
ここでは、その応用と可能性について簡単に触れておきたいと思います。
天体自動導入は、コマンドで指定した最高速で実行するようになっています。
例えば、赤経08番、赤緯11番に指定すれば、赤経1.5倍速、赤緯8倍速で天体自動導入が行なわれることになります。
:&HSR08#
赤経 最高速スピード番号(10進数)を指定する 01番から50番まで有効
:&HSD11#
赤緯 最高速スピード番号(10進数)を指定する
08
*1.5 8656+32768
=0xA1D0
;ガイドスピード
11
*8
1623+32768 =0x8656
;低速
DOGのスピードテーブルは殆どが定義されていますが、その中の02,03,04,
06,07, 09,10, 13,14,15番は未使用になっています。
天体自動導入中に速度を変えることができます。
例えば、未使用の赤経09番、赤緯10番に指定すれば、標準設定のままでは、2倍速、4倍速で自動導入しますが、
スピードテーブルコマンドでデータを変えると、超低速から高速まで変化します。
注意、自起動最高速番号以下では、高速ドライバは作動しません。
09
*2
6492+32768 =0x995C
;未使用
10
*4
3246+32768 =0x8CAE
;未使用
自動導入中のスピードコントロールは、彗星メトカーフ追尾、月追尾、太陽追尾、その他に応用できる可能性があります。
スピードの計算方法については、「スピードテーブルの仕組み」「恒星時速度、ガイドスピードを微調整したい」を参考にしてください。
以上の条件では有効なスピード範囲は、低速は7.62[pps]から300[pps]
(約32倍速、GP/SP赤道儀)程度になるでしょう。
◆ NS-500 スピードテーブルの内容を簡単にまとめて変更したい
DOGの設定内容(例えばバックラッシュ量など)を変更したい場合はユーティリティプログラムで簡単にできます。
しかし、スピードテーブルを全て登録したい場合は、量が多くて大変です。
そこで、DOGは次の方法で、一度にまとめてコマンドを実行させることができます。
ここで述べている方法は、LX200コマンド NS-200コマンド NS-500拡張コマンドについても概ね当てはまります。
用意するものは、コマンドを記述したテキストファイルだけです。
例えば、メモ帳で以下のようなテキストファイルを用意します。
;
DOG Speed Table
#:&RA08=0874#
0x0874= 2164
*12 speed full step #:&DEC01=8CAE#
0x8CAE= 3246+32768 *4 speed half
step |
テキストの文字は半角英数字で入力してください。漢字は使用できません。
# と # に囲まれた部分がコマンドです。コマンドは必ず#に続けて書いてください。
コメントは自由に書くことができますが、コメントに# :(コロン)は使用できません。
テキストの意味は、
恒星時速度(赤経5番)を4倍速にする。 赤経ガイドスピード(赤経1番、8番)を12倍速にする。 赤緯ガイドスピード(赤緯1番)を4倍速にする。 |
以上をファイルにセーブしてWindowsの「ハイパーターミナル」を起動してください。COM1 ハイパーターミナルの接続
DOGとパソコンの接続を確認してから、メニュー 転送(T)のテキストファイルの送信(T)をクリックして、上記のファイルを送信します。
すると、送信とほぼ同時にDOGのスピードテーブルの内容が更新され、恒星時速度は速くなり、ガイドスピードが変化しています。
以下のテキストでは、直ちに赤経モータを #:Me#方向、赤緯モータを
#:Ms#方向に駆動します。
#:Me#
RA Move Telescope
#:Ms#
DEC
また、#:GR#(現在の赤経値を確認する)を送信すると、たとえば、10:32.4#
などとアンサがあります。
アンサを返すコマンド(:GD# :/XR# :/NEW#など)も可能ですが、コマンドとアンサの関係がわかりづらくなりますので、
ほかの、アプリケーションソフトで検討してください。
◆ DOG NS-500を他の赤道儀に使いたい
DOGには赤道儀の構造に関連した基礎的な定数として、システム基本定数というものがあります。
この定数は、赤道儀ごとに固有の値があり、赤道儀の座標系を定義する最も基本的な定数として機能します。
これをシステムコマンドで変更すると、他の種類の赤道儀に対応するようになり、天体自動導入も可能になります。
システム基本定数(32ビット)はその駆動系の1回転に必要な総パルス数を表しており、通常はハーフステップに換算します。
また、赤道儀をフルステップだけで動かしたいという場合でもハーフステップに換算してください。
システム基本定数はフラッシュメモリに保存が可能で、電源投入時はメモリから復元されます。
;システム基本定数 参考データ
GP,SP赤道儀 0x00195000 (1658880パルス) 赤経/赤緯 共通 EM200B / EM10B
0x0020F580 (2160000パルス) 赤経/赤緯 共通 EX(ミザール)
0x0020F580 (2160000パルス) 赤経/赤緯 共通 ATLUX
0x003A9800 (3840000パルス) 赤経
0x002BF200 (2880000パルス) 赤緯 DOG NS-4/12NJP
0x002A3000 (2764800パルス) 赤経 0x001A5E00
(1728000パルス) 赤緯 |
他の赤道儀に対応させる場合は、一般的に以下の作業等が必要になるでしょう。
@システム基本定数をシステムコマンドで変更する。 Aスピードテーブル50速を計算する。(赤経、赤緯) Bまとめて登録するために、コマンドを記述したテキストファイルを用意する。(赤経、赤緯) C赤道儀のモータが異なる場合は、高速ドライバの変更、あるいは外部モータドライバを製作して接続する。 D赤経、赤緯の回転方向がDOGの動きと矛盾しないようにモータ反転コマンド(#:/IR1x#、#:/ID1#)で合わせる。 |
◆ NS-200/500 フォーカサーコマンドについて
DOGはフォーカサーコマンド(Focuser Control Command)に対応しています。
コマンドは、赤緯モータのコントロールとして働きますので、モータをフォーカスコントロールにご利用いただけます。
この場合のスピードは、低速(8倍速)、
ガイドスピード(0.5倍速)が使われます。
Cartes du Cielでも Focusコントロールができます。
赤経モータが必要ない場合は、モータケーブルをオープンにしてください。これによる影響はありません。
この時、消費電流は大幅に低下します。(停止時 約0.035A 実測、赤緯パワーダウン)
赤緯バックラッシュ補正、赤緯自動パワーダウンは有効です。
◆ NS-200/500 アプリケーション プログラムについて
Tcl/Tkを使った簡単なDOG用アプリケーションをご紹介します。プログラミングの参考にしてください。
Tcl/Tkは、Unix、Windows、Macintoshなどで共通に動作するGUI
(Graphical User Interface) に優れた有名なスクリプト言語です。
DOG時計初期化プログラム
このサンプルは、Cartes du Ciel操作パネルの[ Set
Telescope Time ]をクリックするのと同じ働きをします。
つまり、パソコンの日付と時刻をDOGに送り、内部時計、カレンダを初期化して、地方恒星時を計算し、恒星時時計を初期化します。
プログラムを実行すると、以下のようなWindowが開きます。
RS232Cポートは、COM1にしています、異なる場合はプログラムを修正してください。2箇所あります。
◆ LX200コマンド
DOGはLX200コマンドを内蔵することで望遠鏡インターフェースASCOMに対応しています。
そのため、LX200あるいはASCOM対応のアプリケーションソフトからDOGをコントロール可能です。
例えば、LX200用のGuidemasterではWebカメラ+パソコンオートガイド、Cartes
du Cielでは天体自動導入ができることになります。
DOG NS-200/500は、以下のLX200コマンドを内蔵しています。
;*
Telescope Movement Commands :Me# :Mw# :Mn# :Ms# :Qe# :Qw# :Qn# :Qs# :Q# ;* Slew Rate Commands DOGのコントロール速度を指定します。 :RS# Slew 最高速 Set Slew rate to max (fastest) :RM# Find 高速 Set Slew rate to Find Rate (2nd Fastest) :RC# Cntr 低速 8倍速 Set Slew rate to Centering rate (2nd slowest) :RG# Guide ガイドスピード 0.5倍速 Set Slew rate to Guiding Rate (slowest) ;* Focuser Control Command フォーカサーコマンドは、赤緯モータのコントロールとして実現しました。 これにより赤緯モータをパソコンからフォーカスコントローラーとしてご利用いただけます。 :FF# ;Set Focus speed to fastest setting :FS# ;Set Focus speed to slowest setting :F+# ;Start Focuser moving inward (toward objective) :F-# ;Start Focuser moving outward (away from objective) :FQ# ;Halt Focuser Motion ;* Get Telescope Information :GR# Get Telescope RA Returns:
HH:MM.T# or HH:MM:SS# Returns:
sDD*MM# or sDD*MM’SS# Depending upon the current precision
setting for the telescope |
◆ NS-200コマンド
DOG NS-200/500は、以下のオリジナルコマンドを内蔵しています。
:/SB0#
RS-233C通信速度 4800bps
:/SB1# 9600bps :/SB# 確認 1# RS-232C通信速度を設定します。変更後NEWコマンドを実行してください。 次回の電源投入から有効になります。購入時は9600bpsになっています。 :*V# バージョンコマンド VST,VSTアダプターで定義済み システムのタイトルとバージョンを表示します。 ; 赤経モータ反転コマンド (2010,2/27修正) :/IR0# 正転 :/IR1# 逆転 :/IR# 確認 0# 赤経モータの回転方向を反転します。 赤道儀切換え(モータ取付け方)による、モータ回転方向の違いを、コマンドで修正することができます。 ; 赤緯モータ反転コマンド (2010,2/27修正) :/ID0# 正転 :/ID1# 逆転 :/ID# 確認 1# 赤緯モータの回転方向を反転します。 赤道儀切換え(モータ取付け方)による、モータ回転方向の違いを、コマンドで修正することができます。 :/PD1# 赤緯自動パワーダウン有効 :/PD0# 無効 :/PD# 確認 0# 赤緯モータ停止後に自動的にパワーダウンするか、しないか設定します。 消費電流が大幅に減少しますので普通は有効にされることを勧めします。 :/SS0# 恒星時駆動を停止する :/SS1# 北半球 :/SS2# 南半球 :/SS# 確認 2# 恒星時駆動(赤経モータ)の停止、または、観測地が北半球か南半球かを指定します。(2009,12/3 修正) 日本でご使用いただく場合はSS1、経緯台コントロールではSS0に設定します。 :/BRxxxx# 赤経バックラッシュ量 を xxxx にする 16進 :/BR# 確認 xxxx# 赤経軸のバックラッシュ量を設定します。例えば低速(8倍速)で滑らかに動くように増減します。 よく分からない場合は赤緯の値を目安にして調整してください。 :/BDxxxx# 赤緯バックラッシュ量 を xxxx にする 16進 :/BD# 確認 xxxx# 赤緯バックラッシュの影響が最小になるように、バックラッシュ量を増減してください。 ガイドスピードにして、高倍率の望遠鏡で恒星の動きを見ながら、バックラッシュ量を調整します。 :/HSxxxx# 最高速スピード番号を指定する :/HS# 確認 xxxx# 最高速度のスピード(番号)を指定します。16進で設定します。 スピード番号は、スピードテーブルを参照してください。 :/NEW# 現在のシステム状態を保存する(フラッシュメモリへ書き込む) OK# (書き込み成功、NS-500) 現在のNS-200/500の状態(最高速度、パワーダウン、バックラッシュ量、東経、緯度、時差など)を保存します。 保存しないで電源を切ると、現在の状態は失われ元の状態に戻ります。 最高速、バックラッシュなどを調整したら必ずこのコマンドを実行してください。 注意 コマンドでフラッシュメモリへ書き込む場合は、バッテリ容量、断線の心配がないことを確認の上、 恒星時駆動の状態で行うようにしてください。コマンドは一瞬で終了しますが、仮にそれと同時に、 バッテリ不足や断線が起こった場合は、システムにダメージを与える恐れがあります。 :/RESET# 標準設定の状態に戻す (購入時の状態) ご購入時のDOG NS-200/500の状態に復元します。 :/KY0# ノーマルキー :/KY1# オルタネートキー :/KY# 確認 1# DOGをノーマルキーまたはオルタネートキーで操作するか指定します。 しかし、ガイドスピードでは指定にかかわらずノーマルキーとなります。 :/TMxxxx# パソコンコントロール継続時間 標準2秒 :/TM# 確認 xxxx# DOGは、どのような状態でもパソコンからコマンドを受け取ることができます。 パソコンコントロールの優先順位を高くしていますので、その間はNS-200/500ハンドボックス、VSTコネクター (SELキー、4つの赤経、赤緯キー)は動作できなくなります。解決方法はこちらをご覧下さい。(2009,1/16 追加) パソコンコントロールの状態は最後のコマンド終了後、パソコンコントロール継続時間だけ続きます。 継続時間が過ぎると再びハンドボックスで操作ができるようになりますが、 同時に、Telescope Movement Commandsなどのコマンドの働きが途中で終了してしまうことがあります。 このコマンドは継続時間を設定します。0にすることもできます。 継続時間=設定値(16進数) × 0.01 秒 最長約10分 :/XR# 赤経モータ パルス数 (half step pulse) 32ビットデータ xxxxxxxx# :/XD# 赤緯モータ パルス数 (half step pulse) 32ビットデータ xxxxxxxx# 上記のコマンドはハーフステップに換算した、モータの回転パルスを表示します。 これは特に天体自動導入において重要ですが、とくべつに公開します。 この値を加工すると、赤経、赤緯値に変換することができます。 電源投入時はゼロに初期化されます。 パソコン側で、赤経では時間を考慮し、赤緯はそのまま利用して変換が可能です。 初期化のコマンドは用意していませんが、オフセットの考えを入れると解決できます。 参考データ ビクセンGP,SP…(MT-1)赤道儀では1658880 パルス (0x195000 16進)で1回転します。 32ビットデータは、 0からカウントされ1658880 パルス目に、0になります。 |
◆ NS-500コマンド
DOG NS-500は、以下の拡張コマンドを内蔵しています。
;最高速コマンド (2008,7/7) :&HSRxx# 赤経 最高速スピード番号(10進数、01〜50番まで有効)を指定する :&HSR# 確認 xx# (10進数) :&HSDxx# 赤緯 最高速スピード番号を指定する :&HSD# 確認 xx# 赤経と赤緯のそれぞれの最高速スピード番号を指定します。 スピード番号は、スピードテーブルを参照してください。 ;スピードテーブルコマンド :&RAxx# 赤経xx番(10進数、01〜50番まで有効)の内容を確認する yyyy# (16進) :&RAxx=yyyy# 赤経xx番の内容をyyyy(16進)に変更する :&DECxx# 赤緯xx番の内容を確認する yyyy # :&DECxx=yyyy# 赤緯xx番の内容をyyyyに変更する :&NEW# スピードテーブルの内容を保存する(フラッシュメモリへ書き込む) OK# (書き込み成功) 保存しないで電源を切ると、現在の情報は失われ元の状態に戻ります。 注意 コマンドでフラッシュメモリへ書き込む場合は、バッテリ容量、断線の心配がないことを確認の上、 恒星時駆動の状態で行うようにしてください。コマンドは一瞬で終了しますが、仮にそれと同時に、 バッテリ不足や断線が起こった場合は、システムにダメージを与える恐れがあります。 :&RESET# スピードテーブルの内容を復元する(購入時の状態) ;PC天体コマンド :&LPC# ;PC天体を確認する xx:xx.x# +xx*xx# ;赤経 赤緯 ;M天体コマンド(メシエ) :&LMxxx# ;Mxxx天体を確認する xx:xx.x# +xx*xx# :&CMxxx# ;Mxxx天体で初期設定する :&MMxxx# ;Mxxx天体を自動導入する ; U天体コマンド (2008,7/5) :&LUxxx# ;Uxxx天体を確認する(10進数) xx:xx.x# +xx*xx# * comment # ;コメントが登録されていた場合 :&CUxxx# ;Uxxx天体で初期設定する :&MUxxx# ;Uxxx天体を自動導入する ; U天体登録コマンド U天体32個に天体データもしくはコメントを登録することができます。 例えば,次のコマンドは :&U06= 22:57.9 +14*20 U6 Tenntai# U天体06番に、赤経22:57.9 赤緯+14*20 コメントU6 Tenntaiを登録します。 参考例 :&U001= 22:57:56 +14*20:29 U tenntai 1 # :&U002= 10:00:12 -30*40:10 message# :&U003= 03:15.2 -04*12 # コメントは空欄 :&U004=$ DOG NS-500GP !!# コメントの登録(16バイトまで) :&U032=# 登録をクリアする :&UNEW# U天体全部を保存する(フラッシュメモリに書き込む) OK# (書き込み成功) 保存しないで電源を切ると、現在の情報は失われ元の状態に戻ります。 注意 コマンドでフラッシュメモリへ書き込む場合は、バッテリ容量、断線の心配がないことを確認の上、 恒星時駆動の状態で行うようにしてください。コマンドは一瞬で終了しますが、仮にそれと同時に、 バッテリ不足や断線が起こった場合は、システムにダメージを与える恐れがあります。 :&URESET# U天体を全部クリアする U天体登録コマンドの書き方 ;座標は 高精度、低精度どちらでもかまいません。 ;ターミネータは SP(スペース)かTAB、終わりは # です。途中に# コロンは使用できません。 ;コメントは12文字まで有効で、長すぎるものは切り捨てます。 ;先頭文字が$ なら全てコメントとして扱います。 ;先頭文字が# なら登録クリアします。 ;システムコマンド :&XRA# ;赤経システム基本定数を確認する xxxxxxxx# (32ビット、16進) :&XRAxxxxxxxx# ;変更する(32ビット、16進) :&XDEC# ;赤緯システム基本定数を確認する xxxxxxxx# :&XDECxxxxxxxx# ;変更する :&XNEW# ;システム基本定数を保存する(フラッシュメモリへ書き込む) OK# (書き込み成功) 保存しないで電源を切ると、現在の情報は失われ元の状態に戻ります。 注意 コマンドでフラッシュメモリへ書き込む場合は、バッテリ容量、断線の心配がないことを確認の上、 恒星時駆動の状態で行うようにしてください。コマンドは一瞬で終了しますが、仮にそれと同時に、 バッテリ不足や断線が起こった場合は、システムにダメージを与える恐れがあります。 :&XRESET# ;システム基本定数を復元する(購入時の状態) :&XSYS0# ;赤道儀モード 通常 :&XSYS1# ;経緯台モード :&XSYS# ;システムモードを確認する 0# DOG NS-500を赤道儀モードまたは経緯台モードに設定します。 |
◆ NS-5000コマンド
DOG NS-5000は、以下の拡張コマンドを内蔵しています。
|
◆NS-5000スピードテーブルの仕組みが変わりました
スピードテーブルの構造は変わりませんが、スピードデータに違いがあります。
NS-500ではデータの最上位ビットの状態で、フルステップ、ハーフステップを切り替えることができましたが、
NS-501/5000では、この切り替えがなくなりました。
(2009,12/1)
スピードテーブル詳細 DOG
NS-5000GP 1/2分割 (ハーフステップ) 赤経、赤緯共通
(一部修正2010,12/12) スピード番号 速度 スピードデータ 16進数 01
*0.5
25969 =0x6571
;ガイドスピード 02
*0.70 18549
=0x4875
;未使用 03
*0.75 17313
=0x43A1
;未使用 04
*1.0
12985 =0x32B9
;未使用 05
*1.0
12985 =0x32B9
;恒星時速度1 06
*1.25 10387
=0x2893
;未使用 07
*1.3
9988 =0x2704
;未使用 08
*1.5
8656 =0x21D0
;ガイドスピード 09
*2
6492 =0x195C
;未使用 10
*4
3246 =0x1CAE
;未使用 11
*8
1623 =0x1656
;低速 12
*12
2164 =0x0874
;バックラッシュ補正速度 13
*16
1623 =0x0657
; 14
*20
1298 =0x0512
; 15
*24
1082 =0x043A
; 16
*28
927
=0x039F
;高速 :自起動最高速度 上限
|
◆
M天体(メシエ)110個を内蔵しています。 コマンドでメシエ天体による初期設定や自動導入ができます。 :&LMxxx# ;Mxxx天体を確認する :&CMxxx# ;Mxxx天体で初期設定する :&MMxxx# ;Mxxx天体を自動導入する ◆ U天体(ユーザー定義)32個を内蔵しています。 U天体はユーザーがコマンドで自由に登録できる天体です。 コマンドでU天体による初期設定や自動導入ができます。 U天体の登録方法はこちらを参考にしてください。 :&LUxxx# ;Uxxx天体を確認する :&CUxxx# ;Uxxx天体で初期設定する :&MUxxx# ;Uxxx天体を自動導入する ◆ PC天体 DOGに内蔵されている、一個の天体データメモリです。 コマンドで天体を初期設定したり、自動導入したり、確認するたびにPC天体にデータがコピーされます。 コピーされた内容は次のコマンドが実行されるまで保存されています。 :&LPC# ;PC天体を確認する :CM# ;(PC天体) DOGを初期設定(同期)する :MS# ;(PC天体) 天体自動導入する |
■ NS-200/500スピードテーブル (Ver2.01
2008,6/21 NS-500 2008,7/18)
DOG は、:/HSxxxx#コマンド(高速スピード番号を指定)で最高速度を指定できます。
DOG NS-500では更に、拡張コマンドで赤経、赤緯を個別に指定することができます。
高速ではDOGの高速ドライバが自動的に作動し、低速では作動しません。
ビクセン GP,SP赤道儀 赤経
赤緯共用 (2008,8/2 更新)
タカハシ EM200,EM10赤道儀 赤経
赤緯共用 (2008,8/24 変更)
タカハシ NJP赤道儀 DOG NS-4/12
専用モータ用 (2008,10/6 追加)
スピードテーブルの番号と内容は、改良のため予告なく変更する場合があります。
■ NS-500外部モータドライバについて 製作中
DOG NS-500はシステム基本定数を変更することで、他の赤道儀に対応させることができますが、
モータが異なる場合は、どうやって接続するかが問題になります。
ここでは、それを解決するための手がかりやデータを提供したいと思います。
しかし、製作にはデジタル回路、電気について専門的な知識が必要です。
また、DOGにダメージを与える可能性がありますので、こうしたリスクがあることを承知の上で慎重に検討してください。
◆ 出力信号について
赤経、赤緯モータプラグ信号
◆ 出力回路について
DOG NS-500ドライバ周辺回路 (2008,8/2)
■ NS-500CW
CW,CCW 2パルス方式について
CW,CCW 2パルス方式のNS-500CWは、ステッピングモータドライバをとおして赤道儀をコントロールできます。
2パルス方式はドライバの標準的なコントロール方法として使われています。
ドライバを利用して赤道儀をコントロールする場合でも小型から大型赤道儀まで対応できます。
また、多くのメーカー製ドライバはマイクロステップ駆動、高速駆動をサポートしています。
DOG NS-500CW は、メーカー製赤道儀や自作赤道儀用として設計しています。
従来のDOG NS-4(8Bit 4MHz) NS-12(8Bit 6MHz) に比べ16 Bit
CPU(32MHz)を使ったDOG NS-500は,
処理能力が大幅に向上していますので100〜300倍速程度の高速駆動に対応できるでしょう。
また、DOGは加速駆動と減速駆動を行って高速駆動に備えています。(台形駆動)
NS-500CWの出力回路は、オープンコレクタ(高出力ダーリントントランジスタ)ですから、
以下の2タイプのモータドライバにそのままインターフェースすることができます。
たいていのメーカー製ステッピングモータドライバは、このどちらかを採用しています。
◆ CMOS(TTL)入力
◆ フォトカプラ入力
上記の信号の内、出力電流オフ信号、カレントダウン解除信号、励磁タイミング信号は使用しません。
◆ DOG NS-500CW 出力信号について
出力信号は、すでに実績のある DOG NS-12CSK564
と完全互換性があります。
DOG NS-500CWモータ出力コネクター信号配置
*RA 信号名 CN-7
φ1 ?CW
φ2 ?CCW
φ3 -ステップ角 (オプション)
φ4 -未使用
φ5 -電源 (+12V)
φ6 -電源 (+12V)
*DEC 信号名 CN-8
φ1 ?CW
φ2 ?CCW
φ3 -ステップ角 (オプション)
φ4 -未使用
φ5 -電源 (+12V)
φ6 -電源 (+12V)
電源にはシリーズに約680Ω(電流制限用)が入っています。ドライバの種類によって異なる場合があります。
ステップ角は、オプションです。通常はハーフまたはフルステップのどちらかで駆動します。(2008,10/11)
◆ ドライバ接続例
マイクロステップ社 MC-0514-Z
MC-0514- Zは1/1から1/250までの16段階のマイクロステップ駆動ができます。
MC-0514
接続例 DOGと信号線4本で接続ができます。 |
5相ステッピングモータ(オリエンタル) UPH599HG1-A2 減速ギヤ1/50 重量4.6Kg |
オエンタルモーター CSD2120-P
CSD2120-Pは,運転電流(0.2A〜)、停止時電流(DOGのパワーダウンに相当)を半固定ボリュームで調整できますので、
赤道儀(例、ATLUXクラス)のドライバとして使い易いと思います。
CSD2120-P
接続例 |
オリエンタルモータ PK264A2-SG18 |
; Ver 4.11
2009,7/18
加速、減速パルスコマンド追加した
; Ver 4.10B
2009,6/13
Ver 4.09 を VSTなしタイプの NS-5000 Ver4.09B に修正する(NS500用cpuボードを使う)
;
vst_unit.s削除、i/o定義を修正、その他は変更しない
;
6/25 電源投入時DIR信号初期化の不備をPLS信号出力前に設定することで解決した
;**
; Ver 4.09
2009,5/21
パソコンコントロール継続時間を:Mx#,:Qx#コマンドに限定することにした
;
これにより星図ソフトとハンドボックスからのコントロールが同時にできるようになった
;
; Ver 4.08
2009,5/17
boot loader領域用のセルフプログラミング機能とその為のプログラム領域
ダンプ コマンドを追加した
;
:=NEW#(:/NEW#,:&NEW#,:&XNEW#を統一)、:=SDxx#サウンドコマンドを追加した
; Ver 4.07
2009,5/11
boot loader関連コマンド追加、セルフプログラミングに備えて:=GVP#
:=GVN# コマンド追加した
;
muart2.s(ASCOM コマンドプロセッサ)から重複するNS200/500コマンドを削除した、プログラムサイズ14.2KW
; Ver 4.06
2009,5/2
バイパスコマンド追加した
; Ver 4.05
2009,4/13
NS-500 H.Bから_pc_keyxxxに替えた、非常停止部分を変更した
;
アナログ、デジタルI/OをすべてNS-5000用に設定した,NS-5000として動作できるようになった
; Ver 4.04b
2009,4/11
vst_unit.sを実装した、Timer5_Sound.sを削除し、Timer4.sでサウンド機能を実現した
; Ver 4.03b
2009,4/9
RA.s,DEC.sを1パルス、2パルス方式に対応させた、4相方式(NS-500)は別途オブジェクトを作ることにした
;
赤経は恒星時、赤緯は停止時にカレントダウン機能が働くようにした、mmt_power_downは使わずsetup_speedで実現した
; Ver 4.02b
2009,4/5
ハンドボックス通信用としてmuart1.sと同等のmuart2.s(ASCOM
コマンドプロセッサ)を作った
;
4/6 NS-300のtxdata_unit.s を muart1.s,muart2.s に入れて高速化した
; Ver 4.01b
2009,4/3
NS-500 Ver 3.07をベースにして NS-5000 の開発をスタートした
;
RA.s,DEC.sから xxx32bit_to_ra_sss 、xxx32bit_to_dec_sss を共通処理に移して
;
1ステップ処理時間40usecを9usec以下に短縮できた(高速化)
;
;**
DOG NS-500 system ****************************************************************
;
; Ver 4.13
2009,11/4
NS-5000 Ver 4.13をベースにしてNS-501を作った
;**
; Ver 3.09
2009,5/21
パソコンコントロール継続時間を:Mx#,:Qx#コマンドに限定することにした
;
これにより星図ソフトとハンドボックスからのコントロールが同時にできるようになった
; Ver 3.08
2009,5/18
DOG NS-5000のboot_loader関連、セルフプログラミング機能を追加した
;
:=SDxx#,:=GVP#,:=GVN#コマンド追加
; Ver 3.07
2008,9/24
観測地 経度(:Sg)、時差(:SG)コマンドを修正した、:SCコマンドでもLMST計算
;
9/22 TheSky V5,ステラナビゲータ V6 に対応した(アンサ追加)
; Ver 3.06
2008,8/22
サウンド機能をサポートした(圧電ブザー)
; Ver 3.05
2008,8/21
大きな基本定数の場合にリセットする不具合を解決した(割込みw4~w10セーブ
RA.s DEC.s)
; Ver 3.04
2008,8/6
CW,CCW機能を追加した(const_cw_ccw_modeで切替),ACK(0x06)>'P'に対応させた
;
8/2 メシエデータ訂正、取扱説明書を作成した
; Ver 3.03
2008,7/11
U天体32個、U天体コマンド追加した
; Ver 3.02
2008,6/29
子午線をこえた天体自動導入,導入中止 緊急停止に対応した,7/3メシエ天体110個登録
;
天体自動導入,6/21 スピードテーブル、基本定数操作コマンド,6/29
緯度ほか(NS-200)
; Ver 3.01
2008,6/17
NS-200 Ver2.01 をベースにして NS-500 の開発をスタートとする
;
;**
DOG NS-200 system ****************************************************************
;
; Ver 4.13
2009,10/30
NS-5000 Ver 4.13をベースにしてNS-201を作った
;**
; Ver 2.02
2008,6/29
観測地 緯度から 北半球、南半球 を判断するようにした,SS1,SS2を簡易方法とした
; Ver 2.01
2008,6/9
南半球対応のために SS1 SS2コマンドを更新する
; Ver 2.00
2008,4/27
天体導入、時計機能、地方恒星時機能を追加、LX200コマンドを拡張した
;
; Ver 1.00
2007,12/2 - 2008,3/16 3/22 2軸モータードライブを開発した
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