WinPic プログラマー製作

2009,2/3更新)

これまでおもにPIC16F84Aを使ってきましたが、今後は新しいシステム開発のためにPIC16F648A, PIC16F88・・・を使うつもりです。
今までPARALLAX社のPIC16Cxx Programmerを使って書き込みをしてきたのですが、最新のPICにほとんど対応していません。
そこでPICライターを製作しました。ライターの条件として、なるべく簡単に製作できて、しかも確実に書き込みできること。
インターネットで検索したところライターのハード、ソフトがいろいろありました。
その中からWindows対応で、書き込みできるPICの種類が豊富で、今後も新PICに柔軟に対応できそうなところを考えて、
ソフトはWinPic、ライターのハードはそれに対応のRS232C接続タイプ(ほかにパラレルポート用などあるそうです)を作ることにしました。
WinPicとライターの詳細はWinPic日本語版を ごらんください。ライターの作り方はWinPicのヘルプに詳しい説明がありました。

Pic Programmer回路図 1/24/2006
pic programmer

手持ちの部品をかき集めて数時間で完成しました。2uF タンタルコンデンサ、1SS43 ショットキーバリアダイオード
5.1V
のツェナーダイオードのところは手持ちのツェナー(型番不明)と1S1588 3本を使って約5.2V(実測)でした。
基板は両面スルーホール、電源アダプタ用のソケットはホットメルトで固定しました。

製作したPICライター

完成後にPIC16F84A,PIC16F648Aで何度も、書き込み、読み出し、ベリファイ、消去などのテストを繰り返しましたが、正常に 動作しています。
PICを個人的な開発に使用する場合は、このWinPicと ライターで十分だと思いました。
WinPic日本語版は、(安定版・旧版)の方をダウンロードさせていただきました。

このライターはWindows98のシステムにつないでいます。本当は主力で使っているWindowsXP(VAIO)につなぎたかったのですがRS232Cポート(パラレルポートも、残念)がありません。そこでUSB-RS232C変換アダプタ(USB・シリアル変換ケーブル、秋月電子から 購入)経由でやってみましたが動作しませんでした。このWinPicはRS232Cポートを通常のシリアル通信とではなく各信号線を変則的なポートとして 利用していますので、この変換アダプタは対応しないようでした。ご注意ください。

全体のシステムは、WindowsXP(VAIO)上でMPLAB  IDE v7.60を走らせプログラミング、デバッグを行い、オブジェ クト(Hexファイル)の
書込みはLAN経由でWin98上のWinPicが行うようにしています。

(製作 西岡定彦)


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